有)大阪歯周インプラントセンターは正式登記された
有限会社(特例有限会社)であり、
医療法人 白鵬会は医療部となっています
メインテナンス治療
歯周病の治療が終わった後でも、深いポケットや清掃器具の届かない部位が残ることがあります。このような部位を定期的に検査して、専用の器具や薬で洗浄・消毒する事をメンテナンス治療というといいます。
正確にはSPT(Supportive Periodontal Therapy)と呼びますが、メンテナンス治療と覚えてください。メンテナンスと聞くと“予防”というイメージが強いのですが、これは治療です。歯周病の治療終了後にこのメンテナンス治療を継続して行うかが、その後の経過に影響すると考えられています。
歯周病の治療後のメンテナンス治療は、一般歯科で行われている歯の表面の汚れを機器で除去するPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは違うものです。歯周病における清掃管理のポイントは歯周ポケットです。
歯の表面は歯ブラシで清掃できますが、一定以上深くなったポケットや歯列不正で清掃しにくい部位のポケット内には清掃器具は届きません。定期的に管理してポケット内を消毒することが必要です。歯周病は10年、20年と長期に渡って管理することが大切です。
当院でこのメンテナンス治療を受けられている患者さんは年間1000人を超えます。また10年から20年と通院されている患者さんもいらっしゃいます。詳しくは当院スタッフのお尋ねください。
メインテナンス治療へ移行の円グラフ
当院歯周病科で2011年1月~12月の間に歯周病の手術を受けた107名の患者さんのうち、引き続きメインテナンス治療へ移行した患者さんの割合は83名(77.5%)でした。
歯周病の治療が終了し、病状が安定しても継続してメインテナンス治療を受けることは、その後の歯周病の再発・悪化を抑制するのに効果があることは研究でも証明されています。通院の時間とメインテナンス費用が負担になりますが、せっかく治療してよくなった歯を守るためには、大切な治療です。